クレジットカードのデメリット

便利なクレジットカードですが、何かデメリットはあるのでしょうか。もしデメリットを上げるとしたら、まさに便利だという点、つまり便利すぎるのです。手持ちの現金が無くてもショッピングができてしまうため、金銭感覚が麻痺してしまい、ついつい支払い能力以上の買物をしてしまうという罠に陥りがちなのです。

「カード破産」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。クレジットカードを使いすぎて、破産してしまうことを指します。本来、クレジットカードは入会のときに審査が厳密に行われ、その人が支払うことができる以上の金額の使用は行えません。つまり限度枠が設定されています。しかし、入会のときと、それ以降で収入基盤が変わる、たとえばリストラや退職などで賃金が減るなどした場合、支払い能力が限度枠を下回る現象が起きます。収入が下がったにもかかわらず従来通りの水準でショッピングをしてれば、多くの借金を抱える状態になり、破産に追い込まれてしまうのです。

そのほかに、年会費や、分割払いにおける利息など、あまり意識しないうちに徴収されている額があります。いずれにしても、金銭感覚を麻痺させてしまう、金銭管理の難しさが、クレジットカードを持つ際に気をつけなければならないことなのです。

また、盗難に気をつけなければなりません。クレジットカードが盗まれると、暗証番号が単純であればキャッシング(引き出し)の被害に合う危険が高いのです。スキミングにより磁気情報が読み取られてカードを複製され、悪用されることもあります。インターネットでは、フィッシング詐欺といって、クレジットカード番号をかすめ取る詐欺サイトもあります。正しい知識を持った上での管理が重要です。

クレジットカード > クレジットカードのデメリット