日本のクレジットカードの種類

クレジットカード会社というと、ビザ(VISA)、マスターカード(MasterCard)などのブランドを思い浮かべる人が多いでしょうが、これらはJCBを除き外国企業であり、日本国内でクレジットカード会社を発行しているのは、例えば三井住友カード株式会社といった日本企業です。日本企業が海外クレジットカード会社と提携し、国際ブランドのカードを発行しているのが実体です。

日本のクレジットカードは、発行する企業の業種によって、銀行系、信販系、流通系、メーカー系の3種がありました。例えば三井住友カードは銀行系、オリコカードは信販系、タカシマヤカードは流通系、トヨタカードはメーカー系です。それに加え、石油系、交通系、消費者金融系など異業種からの参入が増え、多様性を増しています。一方、クレジットカード業界の再編や提携も活性化しており、カードごとの違いが減ってきている側面もあります。

JCBはUFJ銀行がバックにいたので、銀行系であり、国際ブランドのクレジットカードの唯一の日本企業です。日本国内でのシェアはやはり最大です。

銀行系クレジットカードは、銀行を後ろ盾にしているので、安定感があります。発行枚数が国内でもっとも多いのも銀行系です。信販系クレジットカードは信販会社をバックにもち、分割払い、リボルビング払いなど支払い方法が豊富です。流通系クレジットカードは、グループ企業の店舗での割引、特典、ポイントサービスが特長です。メーカー系、石油系などもジャンルに則した独自のサービスを打ち出しています。

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